ベルリンのちベルリン、ときどき旅行

体は小さくても、心配性でも、ビビりでも…

超難関!ベルリンでの家探し(その4:内見~契約)

前回、内見の日程調整までのお話をしました。
今回は内見の話からしたいと思います。

4.部屋を見に行く

確認すべきことはいろいろありますが、例えば…

・自分の部屋の確認
・共用スペースの確認
・家具付きの場合、何の家具がついているのか
・周囲の環境(スーパー、駅、騒音など)
・WG仲間の確認

といった、日本でも確認するようなことに加え。

・WGのルール
・ライフスタイル(仕事は何をしていてどんなライフスタイルなのか)
・こちらに求めるもの
・住民登録可能か

・ご自身でこだわりや譲れないものがあればそれ

などなど、思いついたものは確認しましょう。
また、家の中だけではなく、実際に家の周辺を歩くなりして確認しておくといいでしょう。

最初は自分の中でいろいろと条件があると思うんです。
もうちょっと駅から近いといいな…女の子だけのWGがいいな…もう少し部屋が広いといいな…とか

でも、ベルリンで部屋探しを始めるとわかると思うのですが、正直…

住民登録できるならどこでもいい!!

という気持ちになってきます。(私だけかもしれませんが…)
でも当然、住居はとっても大事なので、しっかり確認してきましょう。

私の場合、今回の家はWG仲間のCさんが夜10時に寝るので、10時以降は静かにしなきゃいけないというルール(?)お願い(?)を提示されました。
あと、ミュージシャンなので、昼間音出しで家中に音楽が聞こえると…
私も勉強したいし、ヘビメタとかガンガン響いてたら嫌なので確認したところ、クラシック系とかピアノと言われたので、よかったです。
また、逆に私の譲れないものはあるかと聞かれたので、私はキレイ好きなので、共同スペースが汚いのは苦手だと言いました。


5.決定

内見後、こちらから連絡するのか、貸主から連絡が来るのかなど貸主から話が出ると思います。

いろんなパターンがあると思うので、割愛します。

お互いの合意が得られれば、契約に進みます。

 

6.契約

晴れて契約という流れになったら、もちろん賃貸契約書を書いてもらいましょう。

日本人によくありがちな、読まずにサインは避け、しっかりと確認しましょう。

ドイツ語が苦手な方もいるでしょう。
私の場合、信頼できるドイツ語圏の友人が、写真撮って送ってくれれば確認すると言ってくれたので、サインする前に写真を撮り、その場ですぐ確認してもらい大丈夫とのことなのでサインしました。
でも、一応私も読みました。

原本は貸主が、そのコピーを私が持っていました。
そのコピーは住民登録の時にも使います。

また、契約の前にBürgeramt という住民登録する役所へ行って、登録の時に必要な「Wohnungsgeberbestätigung zur Vorlage bei der Meldebehörde」という紙を貰ってきて、契約書と一緒に記入・署名してもらえれば楽でしょう。
貸主と一緒に住むならいつでも書いてもらえますが、今回の私の家は貸主は違うところに住んでいるので、また会って書いてもらうのは二度手間なので…

インターネットでダウンロードして自分で印刷もできますが、私は直接行って貰ってきました。
その理由はまた今度…

 

そしてめでたく家決定です!

 

余談ですが…
昨日WG仲間に、私の時は何人部屋を見に来たのか聞いたら、メールはいっぱい来たけど、その中から選んで、2日かけて合計約10人見に来たとのこと。
その10人の中からBlume(私)を選んでくれたと話していました。

ちなみに何を基準に決めたの?と聞いたら、既に住んでいたWG仲間のSさん、Vさん、Cさんで話し合って
・明るそうでよさげなスペイン人と私の2人で悩んだ
・Vさんはスペイン人がよかった
・でもスペイン人はすぐに引っ越しはできなかった
・Sさんはスペイン人より日本人の方がキレイ好きそうだし、日本人の方がいい
などなど話したそうです。
きれい好きと言っておいてよかった!ってか、Sさんありがと~!!!!

次回は家賃(敷金)の支払いについてと引っ越しまでにしておくことなどを含め総括をしたいと思います!

超難関!ベルリンでの家探し(その3:物件探し~日程調整)

前回、家を借りるまでの流れについてお話させていただきましたが、
今回からは各項目ごと分割してコツや注意点を書きたいと思います。

1.物件を探す。

ベルリンでの家探し(その1)で物件サイトをご紹介しました。

各物件で見る項目は…

もちろん予算があると思いますので、家賃
募集条件の性別・年齢
ベルリンに来たばっかりで自分のものが何もない方は、家具・家電付き
ベルリンの地区になっていてもかなり遠くのdorf(田舎)なこともあるので場所
などなど、基本的にちゃんと全部見てください。
あと結構あるのが、大学生限定のWG!大学生で無い方々、要注意。
そして大変かもしれませんが、Anzeigentext(同居人や部屋の紹介などが書かれている文章)もしっかり読みましょう。
→これがのちのメッセージを送るにつながります。

2.メッセージを送る

早い者勝ちなところもあるので、いい物件があったら、あとでメッセージ送ろ~と思わず、すぐに送りましょう。

私も返事がきたのは数件しかないので何とも言えませんが…
ドイツ語でも英語でもOKとなっている物件でも、返事があった物件で、かつ貸主(募集出した人)がドイツ人だった物件は全て私がドイツ語でメッセージを送ったものでした。

偶然かもしれませんが、例えば最初の物件の場合、英語でもOKと書いてあったが実際には英語が苦手なドイツ人だったので、ドイツ語できたメッセージをとりあえず読んだんだようです…

そもそも最初は、何てメッセージを送ればいいかわかりませんでした。
友人に相談し、以下のような内容を含めてメッセージを送りました。

・名前、年齢、日本人
・住民登録ができる家を探していて、あなたの広告を見た
・何のビザで、ベルリンで何をしてて、どれくらい滞在予定
・趣味、性格
・英語、ドイツ語がどれくらい話せるか …などなど

ここで大事なのが、上記で述べた、Anzeigentextに書かれていたことを交えるといいでしょう。

例えば…

“料理が好き”と書いてあったら
→ 一緒に料理出来たら楽しいと思う。日本食も時々作ります。

“静かな環境がいい”と書いてあったら
→ 私もParty好きでは無いので安心して。

“音楽が好き”と書いてあったら
→ 私も音楽が好きで〇歳からピアノを習っていた。

“WGの仲間でおしゃべりすることも良くある”と書いてあったら
→ 社交的だし、オープンマインドな性格です。

などなど、ちゃんと読んだアピールと自分がそのWGに合っていることをアピールしましょう。

ちょっとオーバーに言うくらいならいいですが嘘はつかない方がいいです。

あとは、返事が来るのを待ちましょう。


3.内見の日程を決める

念願の返事が来て、内見の日程を決めることになったら、

・日時の確認
・住所の確認
・連絡先の確認(聞けたら電話番号)

をし、遅れないように早すぎないように行きましょう。

連絡先が電話番号の方がいい理由は、意外とインターフォンが見つからなかったりインターフォンが見つかっても、実際部屋がどこかよくわからないことがあるからです…

これは内見に限らず、友達の家に行く時もよくあるんです。
インターフォンのところまで迎えに来てくれるならいいのですが、構造上、どうも部屋までたどり着けないことがあって…
(私だけかなぁ…)

どちらにしろ、電車の遅延とか何があるかわからないので、聞けたら電話番号聞いておいて損はないと思います。

相手が教えたくなさそうなら無理して聞くこともないですが…

内見する前に敷金を振り込ませるのは詐欺の可能性があるので注意です。


長くなってしまった…
実際の内見のことや契約のことなどはまた次回。

超難関!ベルリンでの家探し(その2:契約までの流れ)

多くの方は一人暮らしではなく、WGをお探しになるかと思います。

その理由はいろいろありますが、
語学のため…
すでに物がそろっているから…
借りやすいから… などなど

さらに、ベルリンで長期契約可能な家を探している人は
1.すでにベルリンに滞在している人
2.これからベルリンに来る予定の人
…の2パターンあると思います。

 

はっきり言って、これからベルリンに来る予定の人で家を見つけるのは…
かなり難しいと思います!

気持ちはすっごくわかります。
だって、来る前に家が決まっていたらどれだけ安心か…

でも、かなり難しいと言ったその理由は、契約までの流れにあります。
ざっくりと説明すると…

1.貸したい人がWG募集の案内を出す。
2.借りたい人がメッセージを送る。
3.(運が良ければ)貸主から返事が来る。
4.部屋を見に行くための日程調整をする。
5.部屋を見に行く。
6.お互いOK!
7.契約。

という流れです。

まず、メッセージを送っても返事が来ないことなんてざらですから、

返事が来ない…

なんてクヨクヨせず、いろんな物件にメッセージを送りましょう。

問題はこの後です。
家(部屋)を見に行ってから契約になります。
つまり、ベルリンにいない人は見に行けないですよね?
貸す方としても、早めに決めたい気持ちもあり、見に来れる人を優先します。
二週間後にベルリンに行くんだけど…と言ってもなかなか待ってはくれません。

しかも、部屋を見に行く機会を得られるのは自分一人とは限りません。
つまり、見に行ったからといって、そこと契約できるとは限りません。
物件によって人数は異なりますが、複数人が部屋を見に行って、その中から貸主、もしくはWG仲間がいいなと思った人を選ぶことも多々あります。

これからどんな人と一緒に住むのか気になりますよね?
すでに住んでいるWG仲間の人達も、変な人と一緒に住みたくないのは当たり前だし、どんな人と一緒に住むことになるのか確認してからOKを出したいんです。

という訳で、まだベルリンに来ていない人は難しいんだと思います。


< 私の経験 >

~1回目のベルリン滞在。ドイツ人男性(貸主)と私の2人のWG~

・まずはホステルに滞在。
・渡独1週間位前からメッセージを送り始めて、渡独後も様々な物件にメッセージを送る。
・やっと1件返事が来て、翌日か翌々日位に内見に行く。
・内見は私一人でし、お茶を飲みながら、ドイツで何をするのか、滞在予定期間、趣味などなど貸主とおしゃべり(という名のインタビューみたいな…)
・すぐその場で意思表示はせず、明日までに返事をすると言う。
・一旦ホステルに戻り、“私はそこに住みたい”とメッセージを送る。
・貸主もOKとのこと。
・後日契約し、別日に引っ越し。

 

~2回目のベルリン滞在。私を含め合計4人のWG~

・まずは、1回目の滞在時のクラスメイト宅に居候。
・渡独1週間位前からメッセージを送り始めて、渡独後も様々な物件にメッセージを送る。
・やっと1件返事が来て、翌々日に内見に行く。
・内見は私と同じ時間にもう一人女の子がいて、私とその女の子2人同時にWG仲間になるであろう3人とルールや趣味などなどおしゃべり(という名のインタビュー…)
・WG仲間から「他の時間にも見に来た人が複数人いて、これから話し合って誰がいいか決めるから明日までにメールする」と言われる。
・内見後、その当日にWG仲間の一人から電話が来て「私達3人はあなたを選んだけど、あなたはどう?私達と住みたい?」と聞かれたので、その場で「もちろん、そこに住めたらハッピー」と返事をする。
・貸主はこのWGに住んでいる人ではなかったので、別途貸主と連絡を取り、契約日を決める。
・契約後、引っ越し。

 

こんな感じでした。

いろんなパターンがあると思います。

 

もちろん来る前に見つけるのは不可能だとは言い切れません。

でもでも、詐欺にだけは気を付けてください!!!!!

 

ということで、今回書こうと思っていた注意点やコツは次回…

(本当に次回書きます。すみません…)

 

超難関!ベルリンでの家探し(その1:用語とサイト)

ベルリンに来て誰もが直面するこの問題…
そう…

家探し!!


住所がない=住民登録できない&銀行口座作れない…
まー大変。

ということで、今回は家探しについてまとめたいと思います。

 

<基本用語>
WG:ルームシェア
Kaution:敷金
Miete:家賃
Nebenkost:諸費用(光熱費、水道、インターネットなどなど)
Gesamtmiete:家賃や諸費用などの合計。月に払う金額
OG:階(EGは日本式1階)
Zimmer:部屋
möbliert :家具付き(一部もしくは一通り)
Badewanne:バスタブ
Waschmaschine:洗濯機
Balkon:バルコニー

<おすすめサイト>
MixBhttp://ger.mixb.net/
MixBは日本人向けのサイトなので、日本語でやり取りできる利点はありますが、情報は少ないです。

WG - SUCHT.dehttp://www.wg-gesucht.de/
大手ですので情報量は多いですが、その分多くの人が見ているので競争率も高いです。
可能な言語は各物件のページの中に国旗で示されています。(日本語は見たことないですが…)

IMMOBILIENSCOUT24https://www.immobilienscout24.de/wohnen/wg-zimmer.html
こちらも有名です。探してみる価値はあります。

その他:FackbookでグループやコミュニティからWGを探すこともできます。
「WG Zimmer frei in Berlin」
「WG_Zimmer&Wohnungen Berlin」
「Berlin:WG Zimmer&Wohnung frei」
などがありますので、ご自身で検索してみてください。


あとは、恥ずかしがらず手当たり次第、いろんな人に「部屋を探しているから情報あったら教えて」と言いましょう!!

次回は、私の経験を含めたコツと注意点などなどをお話ししたいと思います。

とりあえず、自己紹介

ブログ初回。何を書くべきか悩みに悩んだ結果…

やっぱり自己紹介から。


結構いい仕事をしていたのに、それを辞めて海外暮らしを決めたのが2014年。


ワーホリでベルリンに来て、約1年3カ月ベルリンに滞在。

その後日本に戻ったけど、なんだか日本の暮らしが苦しくて再びベルリンへ。

 

本当はもう、そんな自由な暮らしはしていられないアラサー(オーバー30…)


旅行が趣味で、約30か国くらい旅行してます。

そのほとんどは自分で安いチケットやホテルを探してのバックパッカーのような旅。

体が小さく童顔だからか、しょっちゅう迷子と間違えられ、いろんな人に助けてもらいながら旅しました。


ドイツ語ほぼゼロでドイツに来て、涙涙のドイツ生活から始めたので、少しでも皆様のお役に立てればとブログを書くことにしました。

あと、旅行の経験も参考になれば…と。


これから少しずつベルリンでの暮らしや旅行についてなどなど書いていきたいと思います。